⚫︎概要: モルガン・スタンレーが過半数を所有する日本法人で、主に機関投資家向けのビジネスを担当。
⚫︎設立: 2008年に設立(当初はモルガン・スタンレー証券)。2010年にMUFGとの戦略的提携の一環で現在の形に。
⚫︎役割: グローバルな投資銀行業務(M&Aアドバイザリー、債券・株式引受、トレーディング)に特化。海外市場との連携が強く、モルガン・スタンレーの国際ネットワークを活用。
⚫︎ターゲット: 主に機関投資家や大企業で、個人向けサービスは提供しない。
⚫︎資本構成: モルガン・スタンレーが51%、MUFGが49%を出資。
⚫︎概要: MUFGが主導する合弁会社で、個人投資家や中小企業を含む幅広い顧客向けにサービスを提供。
⚫︎設立: 2010年にMUFGの子会社である三菱UFJ証券とモルガン・スタンレーの日本法人一部を統合して設立。
⚫︎役割: 国内のリテール(個人向け)証券業務や企業向けの資金調達支援が中心。投資信託販売やウェルスマネジメントに強みを持ち、MUFGの顧客基盤を活用。
⚫︎ターゲット: 個人投資家から大企業まで幅広く対応。特に日本の富裕層や地域企業に注力。
⚫︎資本構成: MUFGが60%、モルガン・スタンレーが40%を出資。
両社は2010年の戦略的提携で役割分担を明確化。モルガン・スタンレーMUFG証券はグローバルな専門性を、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は国内市場での浸透力を担っています。
簡単に言えば、モルガン・スタンレーMUFG証券は「グローバルな投資銀行」、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「日本の総合証券」と捉えると分かりやすいです!
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モルガン・スタンレーの概要
モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)は、アメリカ合衆国に拠点を置く世界的な金融サービス企業です。1935年に設立され、ニューヨーク市に本社を構えています。主な事業内容は、投資銀行業務、資産管理、ウェルスマネジメント、証券取引など多岐にわたり、企業や個人、政府機関に対して金融ソリューションを提供しています。
同社は、特にM&A(合併・買収)アドバイザリーや株式・債券の引受業務で高い評価を受けており、グローバルな金融市場で重要な役割を果たしています。また、近年ではテクノロジーやサステナビリティにも注力し、デジタル化やESG(環境・社会・ガバナンス)関連の取り組みを強化しています。
現時点での従業員数は約82,000人で、フォーチュン500企業にも名を連ねる大手金融機関です。現在のCEOはジェームズ・ゴーマン(James Gorman)で、2024年初頭に退任予定だったものの、後任としてテッド・ピック(Ted Pick)が引き継いでいます。
直近決算(2024年第4四半期および通年)の概要
2024年第4四半期の売上高は162億ドル、通年では618億ドルとなり、いずれも過去最高を記録しました。1株当たり利益(EPS)は第4四半期で2.22ドル、通年で7.95ドルと、15年超ぶりの高水準に達しました。主なセグメント(Institutional Securities、Wealth Management、Investment Management)のいずれも堅調で、特に投資銀行業務と資産管理が成長を牽引しました。
セグメント別:直近3年間(2022〜2024年)の決算概要
1. Institutional Securities(機関投資家向けサービス)
⚫︎概要: 投資銀行業務(M&Aアドバイザリー、IPO引受など)、株式・債券トレーディング、企業融資などを担当。モルガン・スタンレーの収益の柱であり、市場環境に大きく影響される。
⚫︎2022年:
・売上高: 251億ドル
・特徴: 市場のボラティリティや金利上昇の中、固定収入(Fixed Income)の売上が堅調(全体収益の約6%を占める)。しかし、M&A活動の鈍化で投資銀行業務はやや低迷。通年利益は前年比で減少。
⚫︎2023年:
・売上高: 235億ドル
・特徴: 市場回復の兆しはあるものの、地政学的リスクやインフレ懸念が影響。エクイティ(株式)トレーディングが好調で、投資銀行業務も徐々に持ち直し。純利益は91億ドル(全社ベース)。
⚫︎2024年:
・売上高: 281億ドル
・特徴: エクイティと固定収入のトレーディングが過去最高を記録し、投資銀行業務も回復。特にIPO(例: LineageやStandardAero)でのリード引受が貢献。売上は前年比19.6%増。
2. Wealth Management(ウェルスマネジメント)
⚫︎概要: 高所得者向けの資産運用・金融アドバイスを提供。E*TradeやMorgan Stanley Smith Barneyを通じた安定収益が特徴。
⚫︎2022年:
・売上高: 244億ドル
・特徴: 新規純資産流入(Net New Assets)が436億ドルと堅調。手数料ベースの資産残高が拡大し、市場の下落にもかかわらず安定収益を確保。税前利益は66億ドル。
⚫︎2023年:
・売上高: 263億ドル
・特徴: 売上は前年比7.8%増。新規純資産流入は282億ドルと減少したものの、クライアント資産総額は4.9兆ドルに成長。税前利益は77億ドル。
⚫︎2024年:
・売上高: 284億ドル
・特徴: 記録的な売上を達成(前年比8%増)。新規純資産流入は252億ドルで、手数料ベースの流入が1230億ドルと急増。クライアント資産は5.5兆ドルに拡大し、税前利益は大幅増。
3. Investment Management(投資運用)
⚫︎概要: 機関投資家や個人向けの資産運用サービス。Eaton Vance買収(2021年)以降、運用資産(AUM)が急拡大。
⚫︎2022年:
・売上高: 55億ドル
・特徴: AUMは1.4兆ドル。市場の下落で運用資産が圧迫されるも、機関投資家向けの流入が安定。売上は前年比で減少傾向。
⚫︎2023年:
・売上高: 55億ドル
・特徴: AUMは1.5兆ドルに回復。市場回復と流入増で安定化したが、成長は限定的。競争激化で手数料圧力が課題に。
⚫︎2024年:
・売上高: 59億ドル
・特徴: AUMが1.7兆ドルと過去最高に到達(前年比13.3%増)。市場上昇と純流入が寄与し、売上は7.3%増。運用戦略の多様化が成功。
年ごとの総括
⚫︎2022年: 総売上537億ドル、純利益110億ドル。市場の不安定さや金利上昇で成長が鈍化。特にInstitutional Securitiesが苦戦。
⚫︎2023年: 総売上541億ドル、純利益91億ドル。回復基調に入るも、コスト増(FDIC特別査定286百万ドルなど)が利益を圧迫。
⚫︎2024年: 総売上618億ドル、純利益未発表(EPS7.95ドルから推定で増加)。全セグメントで成長、特にWealth ManagementとInstitutional Securitiesが牽引。