【ボスキャリ ウォークイン内定の真実】履歴書・レジュメ持参で内定は取れるのか？

成功者の共通点と失敗パターンを徹底解説！

こんにちは、アルファアドバイザーズ代表のTJです。
毎年、ボストンキャリアフォーラム（通称ボスキャリ）に参加する学生や社会人から、こんな相談が殺到します。

「予約なしのウォークインでも内定って取れるんですか？」
「履歴書やレジュメを持って突撃すればチャンスありますか？」
「ウォークインだけで企業まわって何社か話してきたんですが、手応えがなくて…」

あるいは
「ボスキャリって3日で内定取れるんですよね？」
「ウォークインでゴールドマンや三菱商事を受けたいと思います」

このような認識の方も多いです。
いずれにせよ、非常に危険な状況だと思います。結論から言うと、ボスキャリでウォークインから内定を取れる人は極めて少数ですし、外資や商社・日系大手企業に限って言えば、ウォークインで内定が取れることはありません（中小企業であれば面接が受けられる可能性はあるかもしれません）。

このようなボスキャリのリアルを知らない方が非常に多いため、本記事では「ウォークインの実情」と「早期対策の必要性」について、アルファで数百名以上をボスキャリ内定に導いてきた実体験をもとに解説していきます。

ボスキャリのウォークインとは？仕組みと特徴を正しく理解しよう

まずは、「ウォークイン」とは何かを正確に理解することが重要です。
ボスキャリにおけるウォークインとは、事前のオンライン選考や面接予約をしていない状態で、企業のブースに直接訪問することを指します。いわば「飛び込み営業」のような形で、当日持参したレジュメ（履歴書）を提示し、選考のチャンスを得ようとする形式です。

・事前に面接枠が埋まっていても、当日空きがあれば面接してもらえることもある
・企業によっては、レジュメの紙提出のみでスクリーニングが終了するケースも
・まれに、その場で一次面接やケースに進める場合もある

しかし、多くの企業にとってウォークインは、「時間が余ったら対応する」程度のオプション枠に過ぎません。少なくとも外資企業や日系大手企業などの人気企業では相手にされないでしょう。

ウォークインで内定は取れるのか？結論：内定率は限りなく低い

よくSNSや掲示板などで「ウォークインで内定取りました！」という声を見ることがありますが、それはごく一部の人材だったり、あるいはそこまで人気の高い企業ではない場合が多いです。多くの企業は事前選考を実施しており、早ければ9月には内定が出ています（ボスキャリの開催は11月）。

なぜウォークイン内定が難しいのか、主な理由は以下の通りです。

・企業側はあらかじめスケジュールを事前選考通過者で埋めている
・9月〜10月には内定が出ている
・採用枠が埋まらなかったらウォークインを使う、くらいの感覚
・他の候補者は夏の段階からレジュメ、ケース、英語面接を練習している
・レジュメも面接も初見の相手には時間をかけたくない

このように、事前選考を行う企業がほとんどであり、企業側もいきなりウォークイン、3日程度の選考で内定を出そうとは考えていません。ボスキャリのスケジュールは8月から始まっており、11月のボスキャリ前にはすでに内定が出ることがほとんどです。

ボスキャリの本当の選考スケジュールとは？内定は11月よりずっと前に出ている

就活生や若手社会人の中には、「ボスキャリ＝11月のボストン現地で内定をもらう場所」と思っている方が多くいますが、それは大きな誤解です。実際には、本当のボスキャリ選考は夏前からすでに始まっており、11月には最終面接か内定者ディナーが行われるだけという企業がほとんどです。

具体的には、以下のようなスケジュール感で進んでいます。

・6月〜7月：レジュメ登録・応募開始（ES提出）
・8月：ES締切・一次面接開始
・9月：二次・三次面接が進行
・10月：内定通知が続々と出る
・11月：現地ボスキャリで最終面接 or 内定者ディナー・懇親会

つまり、本当に選考が行われているのは「夏〜秋」であり、
ボスキャリ当日には「もう枠が埋まっている」状態がほとんどなのです。

ウォークインとは、すでに勝負が終わった後の選考であることを認識しましょう。ボスキャリ選考の実態を知らず、現地だけで勝負しようとする人は、チャンスすら与えられずに終わります。
だからこそ、勝つためには“今すぐ”準備を始めることが絶対に必要です。

ウォークインを狙うなら、最低限この準備をしておけ

それでも「どうしてもウォークインに賭けたい」「予約が取れなかった」という人は、次の4つの準備だけは最低限しておくべきです。

1. レジュメの完成度を極限まで高めること
当日その場で手渡すレジュメが、企業の第一印象になります。1枚でアピールが完結しているか、企業名や職種に合わせたカスタマイズがされているかがカギです。

2. 自己紹介・志望動機を30秒で話せるようにすること
いきなり面接が始まるケースもあります。「あなたは何者なのか？なぜウチなのか？」を瞬時に伝えられないと、その場で不採用になります。

3. ケース面接と英語面接の最低限の準備
例えば外資コンサルやIBDでは、ウォークインでも簡単なケースや計算問題、英語ロールプレイが突然出されます。事前練習なしでは対応できません。

4. 複数企業向けのレジュメ・志望理由を準備
A社とB社でアピールすべき要素は異なります。複数の企業に合わせたレジュメや志望動機を準備しておくことで、柔軟に対応できます。

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