コンサルとFASの違い3選【コンサルとFASの両方を経験したプロが解説】

Kataoka By: Kataoka | Posted: 2021/06/03

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コンサルとFASは「業務内容求められる人物像その後のキャリア」が違う

こんにちは、片岡です。就活生の皆さんはコンサルを検討している中で「ファイナンシャルアドバイザリー」や「FAS」という言葉を見聞きしたことがありませんか?ほとんどの就活生は「コンサルについては何となく分かってきただけど、FASって何?コンサルと何が違うの?」と思っているでしょう。

正しい知識をインプットしていないと、「入社したものの思っていた仕事と違う・・・。」となりかねません。目の前の就活で失敗するだけでなく、今後のキャリアにおいても軌道修正が効かなくなってしまいます。

この記事ではコンサルとFASの違いについて、両方を経験してきたプロが解説します。

簡単に私の自己紹介をすると、新卒で入社したとあるコンサルファームで幅広く業務を経験した後、FASにキャリアチェンジしM&Aや事業投資に関する業務を経験してまいりました。やはり実経験からはっきり申し上げて業務も求められる人物像もその後のキャリアも全然違います。両方の実務経験者でないと語れないリアルな情報も記載しておりますので是非お読みください。


コンサルとFASの違い業務内容
コンサルの業務内容
一言で言うと、コンサルは企業をクライアントとして様々なサービスを提供しています。

戦略策定、新規事業立案といったいわゆる戦略コンサルが手掛けているサービスから実行支援、業務改善、システム導入、人事制度立案といった業務コンサルが手掛けているサービスです。こうして、近年のコンサルファームでは実に様々な企業経営にまつわるサービスをクライアントに提供することでその対価を得ています。

特に10年前まではピュアな戦略案件だけを請け負っていた外資系戦略コンサルファームがデジタル案件やDX案件と称し、ITコンサルサービスまでラインナップを広げているのは最たる例です。


FASの業務内容
一方でFAS(Financial Advisory Serviceの略)は主にコーポレート・ファイナンスに関するサービスをクライアント企業に提供しています。具体的には、企業がM&Aを検討し実行する際の助言活動を行ったり、企業価値算定(この会社はいくらで買ったり売ったりすることができるのかを算定する)を行ったりしています。

また稀なケースですと、「そもそもM&Aを検討するために経営戦略をどうするのか」や「事業ポートフォリオの整理が必要なのか」といった経営イシューにFASが関与することもあります。クライアント企業がM&Aを検討する段階よりもさらに上流からFASが絡んでいくイメージです。すなわち実質的にはFASであっても戦略コンサルと同じ業務をすることもあるということです。

他には企業の不正調査やのれんの減損テストといった公認会計が活躍する業務を行うケースもあります。


コンサルとFASの違い求められる人物像
コンサルの求められる人物像
結論から申し上げると、コンサルに求められる人物像は「頭の切れる人」です(特に戦略コンサル)。


ここでは話を分かりやすくするためにコンサルやFASに求められる能力を「知識」と「思考力」と「コミュニケーション力」に分解してお話します。コンサルの中でもとりわけ戦略コンサルが重要視される能力は「思考力」です。もちろん「知識」や「コミュニケーション力」で求められるレベルも並大抵のもではありませんが、大事なのは地頭力のような「思考力」です。

一方で業務コンサルになってくると、プログラミングスキル、特定のインダストリーの業務プロセスや人事など管理部門に特化した専門知識が重要になってきます。業務コンサルも「思考力」が必要なことは間違いありませんが、戦略コンサルと比較すればその程度は低くなります。


FASの求められる人物像
FASで求められる人物像は「膨大な知識に裏付けられた専門性と卓越したコミュニケーション力を備えて関係者を巻き込める人」です。FASでは「知識」の量と「コミュニケーション力」が重要視されています。

やはりM&Aといったコーポレート・ファイナンスに関する業務に従事することからファイナンスの知識は必須のこと、会計や会社法に関する知識まで幅広く深く知っている必要があります。クライアントからすればFASが持っている専門性に付加価値を見出して高いフィーを支払っているのですから期待に答えなくてはならないものです。

私の場合は元々コーポレート・ファイナンスが好きだったからことからファイナンスに関する知識は多少あったのですが、会計や会社法の知識を公認会計士の方から学びキャッチアップしていました。FASには公認会計士が多いので勉強家の人が多く、丸の内の丸善やAmazonで売られている書籍は片端から読んでいて当たり前というカルチャーがあります。
 
また勉強が好きという人にとっては鬼門になることが多い「コミュニケーション力」も重要な能力です。M&Aではクライアントの経営陣だけではなく、協働する弁護士といった専門家で構成されるチームを率いて相手サイド(例えば自分たちが会社を買う側の支援をする場合、相手サイドはセルサイドとなる。)と交渉しなくてはなりません。巧みなコミュニケーション力でクライアント達を引っ張るだけではなく、M&Aは交渉事ですから当然交渉力も必要です。

M&Aの交渉は就活生の皆さんの想像を超えてドロドロしており、例えば「早口でまくし立てて相手の思考力を削ぐ」「わざと怒って相手の落とし所を探る」「下手から行って相手を気持ちよくさせ譲歩を引き出す」等駆け引きがあります。総じて、時に可愛がられ時に攻めていくことのできる柔軟な人物が求められます。


コンサルとFASの違い ③その後のキャリア
コンサルのその後のキャリア
まず、コンサルキャリアは我々アルファ・アドバイザリーの圧勝領域ですので、こちらの無料相談窓口からご相談されることを強くおすすめします。その後のキャリアが非常に多岐に渡っており全てのパターンを網羅できませんが、その上でよくあるキャリアとしてご参考ください。

戦略コンサルであればVC(ベンチャーキャピタル。ベンチャー企業に投資し、株式上場等でリターンを稼ぐ投資ファンド)等があげられます。戦略コンサルの中でもM&Aの案件に携わっていればPEファンドもその後のキャリアとして選択肢に入ってくるでしょう。

業務コンサルであれば一旦海外MBAを挟んだ後、戦略コンサルに行ったりしてキャリアアップされる方もいらっしゃいます。また業務コンサル等でITスキルがあればそのままIT人材として色々な事業会社に進んで行かれるケースもあります。


FASのその後のキャリア

FASのその後のキャリアとしてあげられるのが海外MBA、PEファンド(事業会社を買収し他企業への売却等を通じてリターンを稼ぐ投資ファンド)や事業会社の投資部門です。

PEファンドで申し上げると、海外MBAを一旦挟んでから外資系の大手PEファンドを目指されるパターンがあります。近年の傾向としては中小企業の事業承継が増えているため、そういった中小企業を投資対象とした事業承継ファンド、再生ファンド等が増えており活況な市場です。したがって、中小企業向けのPEファンドを狙うというキャリアパスも考えられます。


また、事業会社が自分たちでM&Aの部隊を作るという動きも日本電産や村田製作所等の大手メーカーをはじめとしてありますから、事業会社の投資部門というキャリアも考えられます。事業会社の経営戦略を担う一角として当事者になりたいという方には合っているでしょう。


コンサルファームの代表例
また、ご参考までにコンサルファームには下記のような企業があげられます。


戦略コンサルファーム
  1. マッキンゼー・アンド・カンパニー
  2. ボストン・コンサルティング・グループ
  3. ベイン・アンド・カンパニー


業務/ITコンサルファーム
  1. デロイトトーマツコンサルティング
  2. プライスウォーターハウスクーパース
  3. KPMGコンサルティング
  4. EY ジャパン
  5. アクセンチュア


FASの代表例
FASについてもご参考までにBIG4系FASや独立系FASがあります。


BIG4系FAS
  1. デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザー
  2. PwCアドバイザリー
  3. KPMG FAS
  4. EYストラテジー・アンド・コンサルティング


独立系FAS

GCA



まとめ: 戦略やITはコンサル、M&AはFAS
以上、元実務家の経験も交えながらコンサルとFASの違いについて解説させていただきました。結論、就活生の皆さんにある選択肢としては「戦略やITに強くなりたいならコンサル」「M&Aの経験を積みたいならFAS」です。ぜひ上記で解説した「業務内容」「求められる人物像」「その後のキャリア」を判断材料にしてコンサルとFASを比較検討してみてください。どちらのキャリアが良いのかは人によって違いますので今回の情報がお役に立てれば幸いです。


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最後に私個人として就活生が独力でキャリアを検討するのは極めて難しいと考えています。やはり「業務内容」や「求められる人物像」を深く理解できる就活生はほとんどいらっしゃらないからです。キャリアは取り返しのつかないものです。多くの社会人は闇雲に就職してから後から後悔しています。一人で悩んで望まないキャリアパスを歩むのはおすすめできません。使えるべきものは全部使いましょう(このマインドセットはコンサルやFASに限らずどのプロフェッショナルに共通するものなので就活生の皆さんも是非身につけてください。)。


我々アルファ・アドバイザーでは元ゴールドマン・サックス証券の入住代表や私をはじめ多くのキャリアに関するプロが在籍しています。こちらのサイトの無料相談窓口では「漠然とコンサルに進もうと思っているけど何から手を付ければいいのだろう。」「どうやって就活対策を進めていけばいいか分からない。」という就活生の皆さんにアドバイスをさせていただいております。

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